鳩山由紀夫氏の所信表明演説

鳩山由紀夫所信表明演説である。今回まで自民党の歴代の首相の演説は官僚の作文で20分から30分までの硬い余り味わいのないもので単に議会の幕開けの形式に過ぎなかった。

鳩山由紀夫氏のそれは今までの所信表明演説の1.5倍程度の長さで45分に達した。しかし内容はわかりやすく彼だけで創作したわけではないだろうが官僚的な表現を排し問題になっている事柄を砕けた表現で判りやすく時には市井の悲しい出来事や障害者の努力など挿話を交えて我々の心に深く訴えてくれた。

鳩山由紀夫氏の人柄が画面を真剣に見、また聞いている視聴者にこれだけ長いで演説にも拘らず冗長さも感ぜず心に強い印象を与えたのは何度も繰り返すが彼の人柄の表れと感じたい。このように彼の真面目さで将来の民主党の政治を国民のために追及していただければ先ず間違いはなかろう。「コンクリートから人へ」は民主党の象徴的な姿勢いだ。