沖縄、核、自民党

沖縄が米国から日本に返還されたのは1969年11月のことである。米国大統領ニクソ氏と自民党首相佐藤栄作氏との間で日本に沖縄を返還する政策が進められた。ただし核の持込はフリーパス他に永久的に基地としての使用など4件の密約を交わし日本の米国への隷属を決定的にした。

それで佐藤栄作氏署名入りの文書が民主党の外務省によって暴かれた。当時の総理大臣の署名入りの文書が米国のニクソン大統領と交わされていたなら沖縄問題は米国の掌中にあり民主党マニフェストの形をとりどんなことを沖縄で主張してもどうにもならない。

更に自民党と米国の間には米国に有利ななるような約束事が存在するならもう沖縄問題は民主党がいかなる努力をしようとも厚い壁にはばまれて跳ね返されるだけである。自民党の半世紀あまりに及ぶ日本の政権党として国の支配は同時に米国の植民地化を強力に進めたことになる。いま沖縄を自民党が米国に捧げ奉ったから鳩山首相普天間を島民の願いで何とかしようとしても不可能ではないだろうと私は悲観的だ。