朝青龍の辞職

昨日朝青龍が大相撲の本場所中に泥酔し知人の顔を殴り鼻骨を折らす大怪我を負わせた事件でこのような輩は今までの多くの悪事とを考え合わせると引退させるべきだと書いた。その後1時間半程度後に辞職したとのTV放送があった。この人は今回もうやむやのうちに時間がたてば解決し、まだ横綱を張ることが可能と楽観的だったようだ。

しかし今回は本場所中の暴力事件で相手の鼻骨を折るほどの横綱としてはあるまじき弁護しようの出来ない乱行を演じている。またマスメディアもかなり厳しい論調で彼の行為を詰り退職を迫っていた。それで昨日横審があり退職勧告が出るであろうことを彼が察知して自らが退職を協会に申しでたわけである。

彼は確かに相撲は強かったかもしれない。二十三度の優勝も相撲史上3位とその強さ振りは否定出来ない数字だ。しかし横綱は強いばかりではいけない。その言動に品格が厳しく要求される。この点については品格など彼の何処を捜しても見つけられない。この人の存在は相撲界のあり方にマイナス的形態を与えてもプラスとはならない。相撲界から去って頂くのがベストではないか。世間は暴行事件の後では廃業せよとの大合唱。

辞職を申し出ると今度はマスメディアを始め世間は彼への惜しいとの悲しみの声。NHKTVも9時のニューズでトップ扱い、新聞も負けていない。日本人の精神構造はどうなっているのか。私は彼のような悪横綱が土俵から消えることが相撲界にとって今後のために大きな救いだ。やめて人間としての品位など難しいことをいわない世界に入り金儲けをすればいい。