車のリコール問題

車のリコールについてはトヨタだけの問題ではなく米国フオードも2009年にリコールした車の台数はトヨタのそれと殆ど変わらずトヨタの487万に対して452万台であることが分かった。ジェネラルモーターズもほぼ同規模のリコールがあり米国は国の性格上ディスクローズし自国のマイナス的誤りを隠すようなことをあまりしない。

トヨタに対して今回の異状とも思える厳しい怒りと追及は日本のミスに対する対応の遅れなど明瞭に失策を失策として認め適切な素早いリコールを行うことが必要だったのではないか。ところがトヨタの場合このようなミスは会社のシステムとして絶対に起こりえないとの信念のようなものがあり傲慢な態度に米国が気分を害したのではないか。確かにフロアシートとブレーキの問題は日本では米湖で見られるような障害は無かった。

それでトヨタは米国独自のなんらかの問題ではないかと最初特に真剣な対応をしなかった。それと同時に車の欠陥問題は日本の本社で検討し判断をする。このように米国、ヨーロッパ、中国に車の欠陥に対する判断機能を有する機関が無かったことも問題となっている。このあたりをトヨタは真摯に取り上げ改善の努力を期待したいものだ。