老いたら女房に従え

「老いたら子に従え」と昔から言われてきた言葉である。しかし私は「老いたら女房に従え」と言葉を置き換えるのが現実的であると思う。今の若者の収入がかってよりダウンし
甲斐性がなくなっているからという訳ではない。

年を重ねると女房のほうが元気で思考力も的確で弁も立ち年々男性は肉体的にも迫力はなくなり認知症アルツハイマーの圏内に近づき「おかあさん」「おかあさん」と家内に頼るところが多くなる。それで年を重ねた夫婦では女房に相手の思考に多少の誤りがあってもそれに従い妥協することが老夫妻の家庭を円満に楽しく過ごせることが最近特に強く思うようになった。

つい最近まで女房に負けてなるものか、たかが「女」にと思っていたが此れが年を重ねた「男」の立派な誤りであることが分かった。常に女房に頭を下げでいたら家庭内に波風が立たず平和で楽しい世界であることを認識するするようになった。

また毎日の料理など女房の腕前などを褒めねぎらうことも明日の料理につながり何時も旨い料理に接しられるから年をとっても相手のできばえのよさを感謝し労う事を忘れないようにすることが旨いものが口にする最高のテクニックではなかろうか。此れらは若い頃から女房に接する利口な家庭円満の秘訣だと断言する。