資本主義の壁を打ち破れ!

:image]

広がる高額役員報酬、ゴーン氏8.9億円(6月24日付朝刊)、1億円プレーヤー続々、14社24人が突破(朝日新聞25日付朝刊)、武田薬品 米国人取締約5.5億円(朝日新聞25日付朝刊)このように日本の一流?大企業の社長、取締役は、億のつく年俸を企業から得ている。

2前のリーマンショックで、派遣,非常勤労働者が会社が不況と言うことで有無を言わせずくび。勿論退職金も、明日からの生活費も無く、国に帰るに交通費すらなく路上生活を余儀なくされた。この記憶は未だ新しい。正月前のことだったので一般市民が炊き出し、暖かい汁物を彼らに与えた。市民の炊き出しの汁より暖かいヒュウマニズムは解雇された労働者の胸を打ったに違いない。所謂派遣村の実情だ。

それから2年余り、不安定な労働者達の首切りで会社を立て直した企業の首脳が億単位の報酬を収奪するとはどうなっているのか。あのリーマンショックの際に企業の上層部の非常勤職員の馘首により彼らは億万長者であるとは、昭和初期の小林多喜二蟹工船の時代より資本主義経済が悪質化しているのではなかろうか。

このような仕打ちを受けた中年や若者は一億総中流時代に生まれた人たちで資本家への対抗意識が萎えている。資本化に対抗するより親の年金などをバックにノウノウと牙の抜けた虎よろしく大人しい獣に成り下がっている。何時までも親はいない。立ち上がれ労働者!資本主義という大きな壁を打ち破れ。