財政赤字の正常化を


カナダのトロントで行なわれていたG20の会議が閉幕した。このG20の会議の最終日に、G20中の先進7ヵ国にたいして、2013年までに財政赤字を半減することの宿題が課せられた。財政赤字ガGDP比90%を越えると経済成長に悪影響が出る(朝日新聞6月29日朝刊)からである。

日本は天文学的数字財政赤字(860兆円)を持っているが、この枠の中から例外的にはずされた。その理由として日本の財政赤字はその借金が国内の銀行が国民の国債の形で95%もっている。したがって例外とされたのである。

日本の財政赤字は逆立ちしても2013年までに半減出来るはずはない。つまり日本人は財政赤字と同等の貯蓄を持っている。同時に米国始め多くの国からのドルを所有している。それで例外とされたわけである。経済大国2位のお陰さまといって喜んでばかりいられない。

自民党の積み上げた財政赤字民主党菅首相が此れの対策に10%の消費税を唱えると余り理屈のわからない国民が民主党の支持率を引き下げる方向にある。もう少し選挙民に勉強をしていただきたいものだ。