京都5山の送り火

お盆は一般的に日本では8月13日、14日、15日の三日間である。ところが、京都では16日に盆の送り火が盆地なので市内を取り巻く山々、つまり京都五山送り火に点火される、

八時ジャストに大の字に火がつき、それを合図に北山の「妙法」、西加茂の「舟形」、北山の「左大文字」、嵯峨鳥居本の「鳥居形」に火が赤々と燃える。京都市内ではすべてネオンサインが消され、送り火の京都の盆の雰囲気をより一層盛り上げる。

数年前に朝日新聞にある中堅の女流作家、が東京からこの行事を見るために京都にやってきた。そして大文字の送り火を、何か安物の饅頭よろしく「大文字ヤキ」とエッセイにいてられたのにはこれが作家かと情けない思いをしたことを記憶している。

たまに勉強不足のTVのアナウンサーも「大文字ヤキ」とのたまわる輩も目に付く。私は久しぶりに今日送り火を見に行くつもりでいる。快晴を祈る。