寺田屋



50年近く前私が京都のK大学に勤務していたときの話である。中国地方の0県から京都のK大学の司書になりたくて一流企業を退職。公務員試験に挑戦、K大学に採用され、私が、たまたまその場にいて彼女と意気投合、京都の北、西、東の名所旧跡にはかなり足を運んだ。

南はどこがいいか?そうだ寺田屋がある!当時は車で思いたったたら即行動、坂本龍馬のところに行こうと言うことに決まった。そのときは拝見客は殆どいず私達と、一人ないし二人くらいだったと記憶している。そして寺田屋の親父が自ら柱に残る刀傷(数日後に写真で観て頂きます)の説明vや、事件の概要の話など楽しい思いをしたことを鮮明に記憶している。それで拝観料は無料か心ずけというのんびりした時代だった。

それに私達が訪れた頃は確か寺田屋の向かいには川が流れていたような気がする。今は家がぎっしりと立ち並んでいる。史実をひもとくと龍馬が(深夜今の2時頃に)伏見奉行所の役人に切り込まれ、龍馬が親指の付け根を切られたとか、または人差し指を切られたとか諸説がある。

川が流れているとその川を泳いで逃げたとかお龍が船を調達したとかいろいろな話があり創造がより明瞭に頭をかすめたであろうに。現在NHK龍馬伝が大変な人気である。寺田屋に行けば日曜日であるからなのか宿を一目見ることを望む大勢の人がたむろし、拝見料を400円もとるがめつさにはあきれた。龍馬も地下で泣いているのでは。いずれにしても9月」の初旬にNHK龍馬伝寺田屋の場面が出るのでこの人である。私は野次馬ではなく。。。