尖閣諸島問題


尖閣諸島で中国側が日本の領海水域を以前より侵犯し、漁船数十せきを出動させ大量の漁獲をしていた。この海域は昔から日本固有の領域で好魚業域である。最近まで中国の漁船が日本の海域を侵犯し、漁業をしているのを日本の巡視艇が特に注意をしなかった。おそらく少々の注意をしてもまともに聞くような相手ではないと諦めがあったのではなかろうか。

だが今回は侵犯が激しく巡視艇が注意をすると逃げ、更に漁船が巡視低に体当たりをしてきた。それでその漁船を拿捕、14名の乗組員を逮捕、船長も逮捕し日本の検察当局の取調べを受ける結果となった。これに中国国民は反日デモを繰り返し、又中国当局は丹羽駐中国大使を5回も呼び出し、強い抗議を行い時には深夜0時に大使を召喚するような極めて非常識な態度をとっている。今朝の朝日新聞を見ると、中国の王光亜筆頭外務次官が丹羽宇一郎駐中国大使に電話をし、「すぐに船長を釈放しなければ、中国側は強烈な対抗措置とる」と述べている。一種の恫喝である。

中国国民にお怒りが政府に向かないように徹底的に日本にそのエネルギーを向けていることがわかる。「今後どのような事態になるかは日本がいかなる選択をするかにかかってういる」(朝日新聞9月20日付 朝刊)と船長の釈放を求めている。

中国は共産主義国家で民主主義国家のように三権分立が確立されていない。司法問題は司法にという民主主義国家と大きな異なりがある。中国は強烈な格差社会である。少しの民衆の不満でも、国家当局に向かうことを恐れ今回のような問題を政府当局が徹頭徹尾外部に向かうように方向ずけるのがこの国のやり方である。

更にこの度中国側は閣僚級交流の停止の措置をとった。日本は今日まで我慢をしてきた。中国もこの事件を日本がビデオに収めているのでそれをよく見て冷静に対処してほしい。
 
○植物園 アメリカフヨウ