尖閣諸島のビデオの処置

尖閣諸島近海で中国漁船が日本の巡視艇に停船命令を聞かず、体当たりを行ったビデオ映像が何者かによってユーチューブに流れ、それも44分余りのフル映像である。国内ではこのビデオの管理が悪かったとか、日本人は守秘義務が劣っているとか大騒ぎである。今の時代ビデオ映像を厳しく管理することは非常に難しい。

ビデオ映像が表に出る前に政府は何故この映像の全てを国民に公表しなかったのか。公表していればこの様な問題も起こらなかったのではなかろうか。恐らく中国に対して腫れ物に触るようにビビッているから、この様な問題が起こればよりややこしく取り返しのつかないことになる。

それで最初に問題が起ったときに上述のように国全体に公にし、中国に堂々とこの件についての映像を示し、このような結果だったから船長の罪を咎めるための拘留の措置をとったと粘り強く話し合いを持つべきだった。確かに中国という国はもの分かりの悪い暴力国家である。だが後になりこのようにビデを映像が世界に公になる前に、適切な手を何故打てなかったのか。

それなりの措置をとっていればフジタの社員が報復的な長期の理解し難い拘留を受けなくてもすんだのではないか。また日中の不仲を恐れ、経済問題などに波及すれば日本にとってマイナスになるのではと言う恐怖感があったのだろう。ビデオがネットに流れる前に尖閣諸島のトラブルでレアアースの対日輸出の禁止、反日デモなどが惹起した。今ビデオがネットに流れ、国内でこれを流した犯人探しなどヒステリックな自虐的な行為をやめ冷静に中国と話しあうことをのぞむ。