国際学力調査


日本の小学校、中学校、高等学校で教育内容が濃いので学校の授業についてゆけない子供達ちが荒れるとの理由で、文部科学省は授業を思いきって切り捨て「ゆとり教育」なる授業を取り入れた。この「ゆとり」は子供達に早く家に帰りより多くの遊ぶ時間を与えた結果となった。

それでこの「ゆとり」教育が提唱されたとき、京都の有名国立大学のN教授などは大変な危機感を抱かれた事実をよく知っている。一番気に掛けられていたのは理科系の学問、特に数学などがレベルを落とした教育を受けたものが、大学にこられたら教育をどのように勧めるのかを案じられていた。それで日本の「ゆとり」教育を受けた子供達の学力程度が相当低いことは中小企業の経営者が高校卒の社員が数学の知識が乏しいので仕事を任せられないとの悲しい報告をマスメディアを通じてよく知っている。

今年この「ゆとり」教育の象徴、薄ぺらいそれぞれの教科書が改められ「ゆとり」以前の教科書が復活した。今日の新聞によると国際学力調査で「ゆとり」の時代に行なわれた学力調査は惨憺たるものだった。今回「ゆとり」が改正されたもとでの国際学力調査では回復の傾向が顕著である。文部科学省も変な考えにとらわれず将来を見据えた教育をしっかりなすべきだ、

○野の鼻