少年野球の始まり(4)

私たちが後攻なので選手は各ポジションにちらばった、私はピッチヤーマウンドへ。N町チームのトップバッターはショートのS君、守備では彼の右に出るものがいないほどの名手。私はとりあえず彼に直球のストライク。直球のみで相手の出方を観察する。どうもバットが出ない。3球三振だ。私は彼から速球の直球で勝負したらよさそうだと判断した。

それで2番バッターにも速球オンリイで勝負。トップバッターに対で2番のK君もスイングアウト。3番はk商業のM君内野ゴロにしとめる。をの裏我がチームの攻撃。N町は我々のチームを軽く見てK商業のM君。主戦投手のD商業のT君はセンターで彼を温存。我々はM君に凡打を繰り返しと得点できない。相手のN町チームも4番は1メートル85もあるD商業のT君。彼もスイングアウトを繰り返しN町チームは私の速球に手が出ず私が言うのも自慢たらしく嫌だが三振の山。

両チーム無得点で4回の裏我がチームは3番バッターD商業のS君。大きな当たりでレフトの頭上を越すホームラン。4番は私でこれまたレフト頭上を大きく超えるホームラン。2人の飛球は第三高等学校のグラン北端に立つラグビーゴール近くまで飛んだと記憶している。

これで我々I町チームは2対0で勝利に近ずいた。N町チームは温存していたセンターのT君を急遽投入。彼の唸りを上げる剛速球で我がチームの打線は沈黙。N町チームは勝つために手段を選ばず。待球で四球を選び打てないのでバント攻め。この作戦に我がチームは6回、7回に3点を奪はれ3対2で惜敗。この試合に勝利を収めていたら大きな番狂わせで我々のチームは決勝戦まで残れたのではと返す返すも残念至極fだ。恐らくN町チームにはクリーンヒットをゆるさなかったのではないか。このゲームで私のピッチイングとバッティングに大きな自身を得た、この自身が大きく、S区少年野球大会の優勝に繋がっていくわけです。