春闘


春闘がこれから始まる。連合の組織率jは680万といわれている(1月20付朝日新聞、2面コラム・ニュースが分からん)連合は最初800万人で構成されていたが現在640万人になったらしい。我々が勤務した頃は民間企業、公務員になれば即座に組合に加盟し組合員になったものっである。従って民間企業、公務員共に7,80%の組織率を誇ったものである。組合の主流派は「総評」で右派の「共同」と共に構成されていた。

総評の構成は鉄鋼、炭鉱、私鉄、公務員。日教組など比較的大きな企業、また日本の基幹産業の組合が主であり、社会党が強力な支援政党であった。当時で最も印象的な総評の議長は大田薫であった。太田薫の時代、総評は結束力も強く大企業に対して強力に対峙し、「昔陸軍今総評」といわれるくらい強力な組織で資本家に恐れられた。総評が各組合を牛耳っている頃は毎年の春闘で、確実にベースアップを獲得し労働者の生活は確実に豊かになって行った。

それで日本人に総中流意識を植え付けたのである。現在、日本を取り巻く情勢、も異なるが小泉時代に生まれた、派遣、非常勤職員など労働者にとっての屈辱的な身分を構築したことである。連合は総評時代ように各企業の強力な組合の支援がなく小泉の資本家擁護の政策を崩せなかった。したがって春闘でのべースアップを毎年獲得できない。

労働者も正規職員より非正規職員の方が多く同時に・組合員も少なくストライキも打てない。それで資本家との争いは最近では過去の遺物となったようである。今やこの国の労働者は無気力で春闘も名だけで終わりっそうな雰囲気である。そこで労働者歯組合員になり連合をサポートし資本家と争い派遣、非正規職員を追放し労働者の力でこの国に活力をもたらすべきである。