日本の国産品で貿易競争力を


今朝の朝日新聞の経済面で決して大きな記事ではないが、日本の大手のS電気企業の社長が海外に進出する場合、ウエイトを海外に5分の4日本に5分の1となるようなことを述べていた。これは勿論人件費が安いこと、企業の税金が日本国内よりも安いこと、などで外国の製品との競争に負けないためだろう。確かに人件費、税金が安くなることはそれなりのメリットがあり国際競争力のみを考える場合は問題はない。

しかしこのような企業のあり方では将来日本人の技術者や熟練工が育たないのではないか。また中国などから日本にやってきた観光客などが メイド イン ジャパン が欲しいがそれがないことは、中国などの客などに失望感を抱かせるのではないだろうか。また日本国内で日本人が作ったものに粗悪品がないという現実がある。

そうゆう点でも日本製品の信用性を自覚して欲しい。一方で今年などは大学、高卒の就職率が史上最低である。中、大企業は将来の自己企業のあり方、日本国内の空洞化の招来を防ぐ意味でも可能な限り、国内製品に付加価値をつけ国際競争に負けない企業になるよう頑張って欲しい。