ムバラク大統領即退陣を


現在10日近くも続いているエジプトの騒動について考える。エジプトでは30年もムバラク氏が政権を握り支配してきたことが大きな問題と考えなればならない。水も流れが変わることなく溜まったままでは当然腐敗する。同様に国家体制の場合もこれと同じだ。政治、経済は腐敗し、国民は貧富の格差が激しく貧者は1日の生活費は1.5ドルといわれている。

富者は郊外に瀟洒な住宅を構へそれなりの生活を送っている。また貧者は激しいインフレでまともな生活すら思うようにならない。若者の失業率は25%、女性のそれは60%といわれている。また大学を卒業しても就職はなく国家形態をまともに保てない状態だ。また昨年には民衆の意思を無視した不正な選挙が行われ国民の間から不満が起こっている。更にムバラク氏の息子のガマル氏が世襲をすることなどが取り沙汰されていた。

このような状態に対し自己の取るべき指針を熟慮すべきである。これを書いている12時のNHKのTVニュースが任期の切れる今年の9月にムバラク大統領が辞任するとの報道があった。私は今すぐ退陣すべきであると考へる。この数万人の国民の立ち上がりにただちに応え退去することがベストだ。