世界は原発を撤去せよ

原発安全神話がこの度の関東東北の巨大地震と大津波でもろくも崩れ去った。マグニチュード9.0なる地震は想定外の地震だったのではなかろうか。しかし最近ではこの規模の地震インドネシアでも起こっており、日本は4度めだ。大地震の予測がまんざら出来なかったわけではなかったのではないか。

原発は水を必要とするので海辺近くに建設される。建造物はマグ二チュード9.0にも耐えたかもしれないが、大津波には全くのお手上げだ。東電の福島第一原発は津浪の海水により周辺の電気系統がだめになり1号機から4号機の電力による冷却装置が不全となった。それで数十台の特殊消防自動車による放水で炉心の冷却を可能としたわけである。

この原子炉の地震津波によるトラブルで最初は20キロ圏、次いで30キロ圏が放射線で人畜の危険地帯となった。福島県原発のトラブルが起こったために野菜類は全て放射線をかぶり、全滅、また牛乳もだめ、同時に隣接県も多くの種類の野菜はだめ。更に今朝の新聞によれば東京都の水道の汚染もあり乳児に使用できないとの報道があった。ドイツはこの原発のトラブルでメルケル首相は原発の停止の延長を棚上げした。日本もこれに懲りて原発を全廃すべきだ。