チビちゃんの几帳面さ

3ヶ月余りノラたちの中から突如居なくなった私が大層に可愛がっていたチビちゃんと、7月2日以来今日で調度半月だ。そのうち土砂降りの一日を除いて彼女と遇わない日は無い。遇ったのが夕方4時頃だったので以来必ず4頃に遇った場所の向かいの児童公園の入り口で落ち合っている。チビちゃんが私の言葉が分かるわけでなし、私がチビちゃんと遇った場所、時間を見計らってあくる日行ってみると彼女は児童公園の入り口で4時頃に待っていた。

利口な猫だ。毎日時間を違はず行きくとするとちゃんと待っている。試しに15分程早く行くとまだ来ていない。10分ほど待つと彼女の住いの方から私の姿を見つけて駆けてきた。どうしてこんなにぴたりと時間が分かるのか不思議でしょうがない。体内時間がこれほど正確だと頭のいい猫だと心から感心する。児童公演の入り口で遇った後例の洛東高校の東を流れる小川の近くの京都市の水道局のハウスが木陰に立っている。このハウスには人がいない。鍵がかかっている。滑らかな階段が6段程就いていて、この場でチビちゃんに食べ物を与え5時半頃まで戯れる。毎日かのじょと戯れるのが大層な楽しみだ。