船場吉兆の廃業

船場吉兆が廃業することになった。産地偽装問題で店の信用を失っていた上更に客の食べ残しの料理の使い回しが発覚しその内容も詳しく報道されて客が寄り付かなくなったためである。

和食の料理のだべ残しの使い回しは聞くだけで不潔であり嫌悪感を催すものであるから大阪の和食の組合が吉兆のやり方で風評被害を受けるのは困ると言う事で組合からの脱退勧告を1ヶ月ほど以前に出している。

今回も今まで使い回しをしていた8品目の料理に加え更にもう8品目が明らかになっている。トータルで16品目でこれ等の使い回しは[下座]の客に出されていたと現場の料理人からのアンケートに述べられている。

政官径などのいわゆる上客は殆ど自分の財布からの会計ではない。「下座」の庶民は吉兆のブランドに乏しい自分の財布からの出費である。貧乏人はどこでも損をすることになっているのが今の世の中の慣わしなのか。それにしても超一流の暖簾を誇っている料亭なのにそのやりかたに一片のモラル感もないとはどのような人間なのか。

この高度に発達した資本主義の中枢の空気を吸っているオエラサマばかり相手にしていると「下座」には「下座」にふさわしい餌を与えるのが当然とでもおお思いなのでしょうね。私たちはこの事件をきっかけに料理それも和食の料理に対する不信感があのサイクロンの暴風のように押し寄せてまいります。吉兆さん一事が万事ということがあります。他の料理屋さんの迷惑を考えるべきだったです。